Rizal Commercial Banking Corporation (RCBPM)
Philippines / Banking
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Rizal Commercial Banking Corporation は、フィリピン上位の民間ユニバーサルバンクであり、PHP1tn超の預金、国内外債券市場へのアクセス、2025年以降の純金利収入改善が発行体信用を支えている。一方で、2023年以降のNPL上昇、2025年のimpairment losses増加、消費者ローン・カード・自動車ローンの速い伸び、2026年1QのCET1低下により、改善局面と断定するには早い。シニア債は発行体信用ベースでは検討対象に入るが、トップティアのフィリピン銀行より高いリスクプレミアムを要求し、個別債券条項、順位、預金優先、破綻処理上の扱い、外貨・ペソ調達、資本・流動性、消費者ローンの質を継続確認すべきである。
現時点のRCBCは、預金基盤、市場アクセス、2025年以降の純金利収入改善、2025年末時点で規制水準を上回るLCR/NSFRに支えられ、発行体信用ベースではシニア信用として検討対象に入る銀行発行体である。信用力の方向性は横ばいから慎重寄りであり、NIM改善はプラスだが、NPL上昇、impairment losses増加、2026年1QのCET1低下が改善判断を抑えている。
この見方を支える最大の要素は、RCBCがフィリピン銀行システムで上位の預金・貸出フランチャイズを持つことである。BSPランキングで総資産6位、預金7位、ネット貸出7位に位置し、2026年3月末の預金はPHP1.062tnである。2025年末のLCR153.56%、NSFR125.69%も流動性の支えである。
一方で、2025年から2026年1Qの収益改善は、消費者ローンの伸びと資金コスト低下に支えられている。これは利益面ではプラスだが、信用コストの将来リスクも増やす。NPL比率は2025年と2026年1Qで2.8%、2025年のimpairment lossesはPHP15.0bnであり、信用コストがさらに上がる場合はROE6-7%台の資本生成力が試される。
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