Delhi International Airport Limited (DIALIN)
India / Airport Infrastructure
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Delhi International Airport Limitedは、IGI Airportを運営するインド最大級の空港コンセッション発行体であり、FY2026決算ではCP4タリフ後の営業収益、EBITDA、黒字化、DSCR改善が通期で確認された。信用見方は緩やかな改善方向だが、2026年10月外貨債の借換、AAIへの45.99%収益分配、AAI・CP4関連係争、単一空港集中が主要制約である。DIALIN 2029は、強い空港資産に乗る担保付外貨債として評価できる一方、国内AA格やAAI出資を政府保証や国際投資適格と混同してはならない。
DIALの現在の信用力水準は、国際外貨債の目線ではS&PのBB/Positiveに沿ったハイイールド上位寄りの空港コンセッション信用として見るのが妥当である。信用力の方向性は、FY2026決算でCP4後の収益改善とDSCR改善が通期で確認できたため、緩やかな改善方向と評価できる。急速な信用悪化の蓋然性は、営業面だけを見れば低下したが、2026年外貨債の借換が未確認である以上、流動性に関する見方はまだ暫定である。
この見方を支える中心は、Delhi Airportという強い単一資産と、CP4タリフ後の実績改善である。FY2026旅客数78.7百万人の大きな需要基盤、営業収益Rs 7,568.04 crore、EBITDA Rs 2,882.43 crore、DSCR 2.01倍、ISCR 2.08倍は、DIALがPhase 3A後の重い金融費用・減価償却を徐々に吸収し始めたことを示す。前回レポートではH1とQ3補助情報に基づく「改善開始」だったが、今回のFY2026監査済み決算で「通期での改善確認」へ一段進んだ。
一方、信用力を制約する要因はなお大きい。Debt/equity ratioはFY2026でも14.61倍で、流動負債は流動資産をRs 4,082.82 crore上回る。2026年10月のシニア担保外貨債について、会社は借換計画と未使用信用枠を前提にしているが、公開情報だけでは完了を確認できない。AAIへの収益分配はFY2026にRs 3,231.94 croreに達し、AAI控訴とCP4不服申立ても残る。DIALの改善は本物だが、債券保有者が要求利回りを下げ切るには、借換と規制係争の確認がまだ必要である。
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