China Construction Bank Corporation (CCB)
China / Banking
Active
Issuer Summary
CCBは、中国の金融システム中核にある大手国有商業銀行であり、巨大な預金基盤、G-SIBとしての制度的重要性、HuijinとMOFを通じた政府との近さ、厚い資本と流動性がシニア発行体信用を強く支えている。一方、NIM低下、不動産・建設・住宅ローンの資産品質、政策信用供給に伴う資本消費は、信用改善の上限を決める。シニア債では高い耐久力を評価できるが、非資本TLAC、Tier 2、AT1 / 永久債では、同じCCBでも損失吸収順位と規制処理を明確に分けて見る必要がある。
現時点のCCBのシニア発行体信用は、中国大手国有銀行として上位投資適格の耐久力を持つ水準にある。巨大な預金基盤、G-SIBとしての制度的重要性、HuijinとMOFを通じた政府との近さ、厚いCET1と総自己資本、230%超の引当カバレッジ、LCRとNSFRの余裕は、発行体の返済・借換能力を強く支えている。信用力の方向性は安定寄りの横ばいであり、2025年から2026年第1四半期にかけて利益と預金は増えているが、NIM低下、信用減損増加、不動産・建設・住宅ローンの圧力が改善を抑えている。シニア発行体信用が短期間で急速に悪化する蓋然性は低いが、ソブリン見通し、NIM再低下、不動産・住宅ローン悪化、TLAC / 資本商品再評価では下位証券の評価が先に動き得る。
この信用力を支える中心は、預金、資本、政府支援蓋然性である。2025年末の顧客預金RMB30.84兆、2026年第1四半期末RMB32.42兆という規模は、CCBを短期市場調達に依存する銀行から遠ざける。2025年末CET1比率14.63%、総自己資本比率19.69%、2026年第1四半期末CET1比率14.26%、総自己資本比率19.00%も、G-SIBとして厚い。2025年のMOF向けA株発行は、政策的に重要な銀行として資本を補強できることを示した。ただし、政府との近さはシニア債の法的な政府保証を意味しない。
Issuer Reports
Current public reports for this issuer.